日本人と、アメリカ先住民ホピ族が、互いの歴史と文化に触れ、「ホピ」または「和」という生き方を学び、双方の民族に太古から伝わる叡智を思い出し、それぞれが争いのない心に立ち戻れるように、心を開くことにより、新しい生き方への気付きのきっかけを築き、結び、そして繋ぐことができるように、そんな祈りを込めて、このプロジェクトを企画しました。悩み、葛藤し、懸命に生きているすべての人へ。
ルービン・サウフキーの「NUKWANGHINTANI(ヌクワンヒンタニ)」は、8月3日(火)から5日間に渡り、広島で行われます平和記念式典に併せて、ホピからの水と、その大切なメッセージを運んできてくれます。ワークショップのプログラム内容は以下を予定しています。
8月3日(土) |
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8月4日(日)
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8月5日(月) |
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8月6日(火) |
今回のツアーは、ルービンが2010年に来日した際(自分との戦いを止める / 原爆は私たちの心を奪えなかった / 恵みとしての黒い雨)に、広島でお世話になりました、宇根利枝さんが2012年2月に他界されたことを偲んで、企画されたものです。
宇根利枝さんは、原爆が投下された日から、毎年8月6日に、広島市内とその近郊にある原爆慰霊碑へ献水をしてきました。ルービンは、同じ水の運び手として、身近にある湧水や泉の存在を守り、枯らさないよう祈りと共に水を汲み、生命と大地のために水を運ぶ宇根さんの姿勢に感銘を受け、水氏族として自分が与えられている役割について改めて考えさせられ、勇気付けられました。
もともと、原爆の原料となるウランは、ホピの大地から採掘されたものでした。ウランは、ホピの人たちの許可がないままアメリカ政府によって採掘されましたが、ルービンはそれでもホピの人たちが、大地を守れなかったと言います。
「本当は、宇根さんが、私たちホピの人たちに代わってずっと慰霊の献水をしていたのかもしれません。創造主マーサウから大地の世話を託されたホピが大地を守れなかった結果です。私たちが、ホピの生き方を忘れ、一つになれていなかった事で、このような悲劇が起きてしまったのです。ホピは未だ混乱と分裂状態にあり、今度はホピの水が政府によって狙われています。ウランが採掘された、同じホピの大地に眠る水を今回運ぶ事によって、ホピの人たちが、そして人類が、二度と同じ過ちを犯さないよう、また、宇根さんのご加護と祝福を頂けるよう、広島でお祈りさせて頂きたいと思っています。」
NUKWANGHINTANI(ヌクワンヒンタニ)は、ホピの言葉で「全ての存在が、バランスと調和を保ち、共に平和でいられため、美しい花が咲きますように」と女性の願いと祈りが込められたメッセージです。
私達が、それぞれ調和の中で生活をしていないため、最近ホピでは、既に撒いた種にとって良くない強い風しか吹いてくれません。雨を運んできてくれるカチーナ(精霊)が、私達の事を想ってくれるよう願い、より真摯に祈らなければいけない時を迎えています。なので、聖地と呼ばれる場所で、できるだけ多くの人と共に、踊りを通じて「心を開く」というメッセージを分かち合うことが大切なのです。
日程 | イベント名 | 場所 | 時間 | 会費 |
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8月3日(土) |
自然のスピリットとペトログラフの感じ方を学ぶ ウォーキングツアー |
宮島口駅集合 | 10:00 〜 20:30 |
7,350 |
ルービン・サウフキーを囲む食事会 | 未定 | 夜 | 実費 |
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8月4日(日) |
ホピからのメッセージを運ぶワークショップ 「NUKWANGHINTANI(ヌクワンヒンタニ)」 |
09:30 〜 19:00 |
5,250 |
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8月5日(月) |
ホピより命の水を運ぶ祈りの儀式&献水 「セークレッド・ウォーターウォーク」 |
己斐滝〜平和記念公園 (己斐滝集合) |
9:30 〜 13:00 |
3,150 |
平和記念式典前夜講演 「ホピ(平和な生き方)」とは?」 |
広島市立大学 | 夕方 | 志 |
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8月6日(火) |
平和記念式典 | 平和記念公園 | 終日 | |
8月7日(水) |
坂下雅紀与さん主催 CIRCLE OF HOPE(HOPI) |
Cafe OHANA | 19:30 〜 |
ホピ族は日本と同じように、自然の美を模する洗練された芸術文化を持っており、中でもホピ・シルバーと呼ばれるジュエリーは、伝統とモダンが融合した世界的にも人気が高いものですが、ルービンはそのホピ・シルバーの、独自の技術と美しいデザインを持つ稀有な職人でもあります。今回はシルバーに刻まれたシンボルの意味を直接聴き、触れることのできる貴重な機会でもあります。ツアー中、ホピ・シルバーはもちろん、カチーナドールなどの伝統工芸品をルービンから直接購入することも可能です。
ホピ族(水氏族)出身。「アナンダラバ(Open up our hearts)」というシンプルなメッセージを運ぶ。ホピ居留区とメキシコシティーをリレーによってつなぐ「セイクリッド・ラン」を実施。往路、世界中から集まった聖水を、復路は聖火を運んだ。稀有な技術をもつ銀細工職人でもある。
0歳から6歳までイギリスに6年、12歳から18歳までアメリカに6年、計12年間の海外生活で、語学力を始め、国境を超えた文化に対する理解力や適応力を培う。2009年にアメリカ先住民のホピ族ルービン・サウフキーと出会い、人生の転換期を迎える。将来、夫婦でマッサージ治療院を開業することを夢見て、現在は、マッサージの国家資格を取得するため長生学園に在学中。
コンサルティング会社勤務後、渡辺育子さんに師事しPA(プロフェッショナルアロマセラピスト)ディプロマを取得。同時期にプロテニス選手専属トレーナー山下且義さんの鍼灸治療院に勤務。アロマ物販サイト「アロミスト」専属セラピストや、スポーツトレーナーとして母校のICUバスケットボールチームのコーチングスタッフに携わるなど、幅広く活動中。2012年にマッサージの国家資格を取得。現在は、長生癒術の手技を習得するため、弟子入りして臨床経験を積んでいる。
【ホピが私にもたらせてくれた体験記】 水鏡が結ぶホピとの繋がり〜平和への祈り
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